安陽:河南省の最北部に位置する。中国7大古都に挙げられ、殷(中国では商)王朝の都が置かれた街として知られている。殷墟は殷王朝(紀元前17世紀頃ー紀元前11世紀頃)後期の都市遺跡で、3300年以上の時を経て発見された。中国最古の都市遺跡とされ、街の造り、漢字の起源といわれる甲骨文字の発堀、青銅器を代表とする殷墟文化は2006に世界遺産に登録された。殷墟遺跡は安陽駅の北西約3㌔のところに安陽殷墟として整備公開されている。
白馬寺:洛陽の東約12㌔のところ、邙山を背に南に洛河を望んで建つ。後漢の永平11年(68年)創建の仏教寺院。伝説によると、西方に仏が現れたという明帝の夢に従って、仏法を求めて西域へと旅立った後漢の使節団が、摂摩騰と竺法蘭の2人の高僧から仏法を学び、後に彼らを洛陽へと招聘。そのときに多数の教典を白馬にのせてやってきたところからこの名が付いた。山門の手前に白馬の石像がある。
少林寺:少室山の北麓、五乳峰の下に、北魏時代の495年に創建された寺。インドの僧達磨大師が修行し、9年にもわたって座禅を続け、ついには悟りを開いて527年に禅宗の祖となったといわれる。映画『少林寺』でも有名な僧の修行のひとつ、少林拳の锻炼場である千仏殿には石床に修行でできたいくつもの窪みが目の当たりにでき、修行の激しさを物語っている。少林寺は現在世界遺産になっている
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