2015年1月30日金曜日

武士とは?





今一つの顔、私が育てられた空手道。固い話ですいません。
武士道とは【武士とは死ぬ事と見付けたり】とは、凄い覚悟の言葉ですが、館長どのような意味ですかと生徒の一人が尋ねてきた。
私も今人、そこまでの覚悟は出来てない。館長の理解の程はこう言う事ですと答えましたが、
『武士とは死ぬ事と見付けたり、は肥前の国、佐賀県鍋島藩、山本常朝の武士としての心得を表した葉隠の内容ですね。己の小事の為に死んでは無駄死に、人のため、世のため、大意なる事で死ぬが本望。常に己の生死にかからわず 、正しい判断せよ。
昔の武士は忠と孝、義と信は美徳であり、武徳でした。この世に幸い生を頂き、人生と言う長い様で短い人の命、その生かし方を大切にした、信条を表した、言葉のくだりが、武士とは死ぬ事と見付けたり、でしょうか?』
この内容はもっともっと深い意識の内容です。 武術も暴をこらしめたり、我が身を守ったりするのは、兵法の末節にすぎない。衆生の無明の賊を断つ、凡夫の果てもない妄執の根を心から断ち切る事こそが本意と理解しているつもりですが。 

0 件のコメント:

コメントを投稿