2021年6月22日火曜日

巣ごもり太極拳、上級解説

自粛の中で【巣ごもり太極拳】と命名します。
伝統永年楊式太極拳八式を進める、循環して行う。
狭い場所て内容中味のしつかりした本物太極拳は、実に気持ちがいい。
始まりの【起勢】に触れてみます。

楊式太極拳大切な【起勢の事」

手を上げる、下げる
これだけの動作です。
この単純な動作に基本的な要求が実は【意識の使い方】含まれてます。
両足爪先を肩幅に保ち、太極拳に必要な姿勢を作る、自然体に立ち、雑念を払い、全身リラックスして臍下丹田に意識を持って上体緩め【虚】下肢【実脚】にする。
太極拳の動作は内家拳です。呼吸や「意の使い方」 を大切に、気は神経に近く、大切な要求を満たす事で、心が解放され、身体も温かく感じて参ります。
これを【準備式】といってます。
①立ち位置は両足肩幅【小開歩】
予断ですが肩幅1倍判を中開歩、肩幅二倍を大開歩、爪先正面、少し仙骨持ち上げお腹を収める。
②提襠「テイタン」
「仙骨を収めると、お腹が収まり、続いて肛門、会陰が持ち上がり、股関節胯が収まり緩む」放腰放胯「緩、股関」提襠は上肢には含胸抜背、頭部には虚霊頂勁、下肢には実脚「五指が地を掴み足裏足心は虚となる 」上虚下実の理想的条件となる
「提襠」=「開胯」=「含胸抜背」=「虚霊頂勁」
本会は制定太極拳も含めて
周身運気を旨として楊式の要領を取り入れる。
傅老師がお爺さんから学んだ真伝を大切にします。
「得気感」を得ることが大切です。
。●準備式
「①開歩+自然体」∼「②提襠+収臀+全身放松」∼「③開胯+命門+円襠」∼「④含胸抜背{背中亀の甲羅}」∼「⑤虚霊頂勁+目は遠くを見てる!実は丹田を見る」

●第一勢【起勢】
足裏から背を通り肩肘手迄繋がり、含胸抜背、肩肘、手「掌」と呼吸に合わせて行う。
動作と合わせて行う呼吸を拳勢呼吸と言う、
掌を上げてはならない、前に伸ばして行けば掌は上がる。

肩から肘まで、前に伸ばすのは足裏踵で前には後ろを忘れない【腕は弓形で弧形に包む様に前に上に】移動させられる。
腕で勝手に動いてはいけない、
★あくまでも太極拳は身法で動く
足裏爪先正面に移動する肘から掌までの運びの用途は【螺旋】尺骨、橈骨【纒糸勁】を用いて運びます。
再び足裏は真ん中に収まり、掌は【座腕】で全体を繋ぐ。
掌は直中に曲を求め、曲中に直を求め、たるまない事である。
常に内側から八方に広がるイメージを用いて【掤勁】を忘れない、掤勁は風船を考えてください。
空気の量が掤勁の強弱と思います。
膨らみ過ぎても不足しても弾力ある動作にはなりません!又腕にも用途があります。

★肩から肘まで送る役割
★肘から掌まで纒糸、ひねりです腕は尺骨、橈骨のねじりの中で力を増大させます。
★掌は勁力、力点の表現ですから【座腕】

やって頂く内に得気体感する事です、掌を下ろして起勢完成動作の時に膝を折って座ってはならない。
天地の気のバランス失います。わずか、【落胯、膝は緩む。両足股関節位置に両掌があります【人差し指正面、座腕手首より掌は高くする、掌が下がってはならない重心が狂います】

何度も何度もやる中で、羽毛の様な柔らかな動き、が出て参ります。流れる水は先を争わない、先に走らないで、掌の上げ下げを確りやるなかで、体の繋がりや体の造り方、重心、等が理解出来て参ります。
太極拳は高級な運動です、地道な練習が後で花が開きます。その花は人生の道しるべ、に繋がります。
自主練習やって頂きたいと思います。
【速度】太極拳の速度は脈の速度が理想とされてます。意が動作を導き、動作が気を蓄える。練拳治癒太極拳、でありたいと願ってま

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